全国に12000箇所と言われる商店街、その中で調査目的として東京、横浜、川崎を中心として、地方も含めて約1,650の商店街を歩いて回りました。下町の人情味溢れる商店街では、威勢のいい元気な声につつまれ昭和時代の良さを感じるとともに、急ぎ過ぎた日本に「何か大切なモノ」を伝えてくれているように感じます。また、一方新しくリニューアルした所では、新たな「チャレンジ精神」をも感じたり出来ます。 その中でも、個人的に印象に残ったいくつかの商店街を簡単にレポートします。
2015年3月現在 調査箇所 約1,650箇所 デジタル写真記録数 約140,000枚

選んだ基準は、印象度。

立石仲見世商店街 (25).jpg
今回、個人的に選んだ商店街の選択基準は調査時の印象度で、商店街の規模や経済性、発展性、新規性などは全く考慮に含んでいません。
ある所では、何十年も前に 私がよく行っていた商店街の映像イメージがそのまま残っていて驚いたような所もあったり、人情味が溢れていたり、印象度の強い店があったり、住む人、商いをする人の品位の高さを感じたりした所を選んでいます。
全く個人的な選択基準で自由に選んでおりますのでご容赦願います。
 私の今住んでいる地元の商店街は あえて入れておりません。
上の写真は、京成立石の仲見世通り商店街の「もつ焼き屋さん」で、夕方4時頃というのに、満員寿司詰め状態で驚きました。
こんなに満員でも お互い譲り合う気持ちがあり、狭いながらも皆でスペースを分けあい、そこにいる人全員が楽しんで仲間になっている、 店の魅力や大切な気持ちが伝わっているのだと感心しました。活気あるお店が元気を提供し、皆さんで盛り上げているんですね。

六角橋 (279).jpg

魅力がある店だから人が集まる、魅力ある店が集まり人気の商店街になる。

人気の商店街や人の集まる商店街には、何か「新しい発見」が必ずあります。
その「新しい発見」を見つけようとして また多くの人が集まります。
吉祥寺や下北沢、自由が丘等は その「新しい発見」が多く存在していますし、多くの店が 「新しい発見」の創造に努力しています。
お互いの店が、切磋琢磨して競い合う そこに益々新鮮な魅力をお客様が感じて また集まります。闇市場の名残がある六角橋や、吉祥寺のハーモニカ横丁も、その雰囲気を残しつつ若い人が新しい店で一緒になってチャレンジしています。
新旧入り混じった「新しい発見」がまたここに生まれ、若い年代のお客様がいっぱい訪れる、若いお客様が来られると昔からの店もまた活気を取り戻して、頑張る意欲が湧いてくる。 だから、通り自体は古くても、新しいチャレンジは出来るのです。大切なのは、「いつも何か新しい事にチャレンジしようという気持ち」です。

色々あるから面白い、それが商店街の魅力だと思う。高齢化社会での大切な接点、それが商店街でのお買い物

野毛山大道芸 (81).jpg
商店街も色々あって それが面白い。
長い歴史を感じる所、昭和の良さが残る下町的な風情、一方、新しく出来た商店街、流行の最先端を追いかける所など 色々あるから面白い。
大店法の規制が無くなり、シャッター通りも増えているが、やはり残したい これから高齢化社会へまっしぐらに進んで行く日本に一番大切な買物の仕方を実現できるのは、身近な商店街だと思う。
人と人とが会話をしながら 買物という行為がされてゆく、その事で明日への元気をもらっているご年配の方も多いと思います。誰かが 自分の事を覚えていてくれる、気にしてくれている そんな社会を作ってくれているのも地元の商店街が 果たしている大切な仕事だと思います。

戸越銀座夕方 (50).jpg

人が頑張っているから 応援したくなるんではないですか!

規制撤廃や自由競争、規模の経済の推進で、町工場も中小企業も地域の商店街も、皆大変になっている。
だけど、政治や不況のせいにせず、精一杯頑張っている熱意が伝わってくる所も多く、その頑張っている姿で こちらも元気をもらったりしているのではないでしょうか。
「これくらいで 負けへんで」と浪花の商人だったら 言葉にするが、冬空の寒い日に 魚屋さんや八百屋さんのように外で黙々と頑張っている人を見ると、応援したくなるのが日本人の良さであってほしいと思います。

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