小田原(小田原市)

古くは北条氏の御膝元、江戸時代からは宿場町として大いに栄え、今でも城下町としての品位、落ち着いた文化度の高さを強く感じます。

調査日 2013年11月

城下町、宿場町として大いに栄えた小田原

現在、小田原の人口は20万人を少し切ったくらいの大きさ、人口的には決して大きな規模の市ではないが、街としての知名度、集客力、存在感は非常に大きいものがある。観光としての顔を持つ側面と地元産業としての顔を両面持つ小田原は、同じ人口の街と比較しても圧倒的に大きく感じます。
 観光としては、江戸時代の宿場町であったこと、特に箱根の山を越す前に休憩をとる宿場町として大きな役目を果たした、今でこそ車で通り抜けできる東海道であるが、当時としては必ず休まないといけない宿場町の雄であっただろう。旅客の必需品であった薬などのお店も多い、外郎などもそれである。市内を歩くと、薬局も多い。小田原提灯も旅行客を考えて、コンパクトに折りたためるアイデアが盛り込まれた製品で、長く活躍した。
 現在も、箱根は芦ノ湖、富士山、紅葉、温泉などで大人気、その玄関口になる小田原にも、多くの観光客が訪れる。小田原市に訪れる年間の観光客数が約500万人、箱根全体が3200万人なので、乱暴に考えると箱根に来られるお客様の6人に1人は小田原にも寄られるという規模。 市内での最も大きい集客スポットは小田原城、これが駅からすぐに歩ける場所にあることで、便利。駅の海側にあるので、商店街や観光施設は海側に集中している。

行政も懸命に努力しているのが分かります

小田原で感心するのは、20万人の行政規模でありながら「街としてのPR」を行政が懸命であること、市のHP,イベント、町おこし的アイデア、ギャラリー創設など非常に熱心です。古くから発達し、産業になっている漆器、客が必ず口にする鈴廣をはじめとした蒲鉾、懐中電灯が出る前まで活躍していたアイデア満載の小田原提灯、相模湾でとれた魚の干物、薬がベースになった外郎、梅林から取れた梅等をPRしています。キャッチフレーズも「心におみやげ、見つけて小田原」と小田原のほんわかした暖かさが伝わってきます。
いたるところで、古くから営業している老舗店も多く、城下町独特の良さが上手く残っています。ういろうはよくメディアでも採り上げられ有名、和紙とお茶の江嶋、飲食のだるまなど当時の様子を想像できるお店も多くあります。
漆器ギャラリーに伺いましたが、小田原の漆器、食の安全、漆器を長く使うためのノウハウ、他との違いなど実に丁寧に説明をしてもらえました。物販で単にモノを売るということではなく、小田原の良さや考え方なども同時に伝えて行くことで、伝統製品をつなげてゆく努力をされています。

商店街ももっとやれる!

商店街は、小田原城の前の御堀端通り、中央通り、銀座通りと並行するような形と駅前から放射線状に発達する東通、お洒落横丁、錦通、お城通りなどに分かれるが。以前は中心だった銀座通りなどから、駅前の通りなどに客足は移動している。 城下町や寺町はお城やお寺を中心に参道などから発達するが、交通網の主要点が移ると徐々に客足も移動する、その典型的な例の一つ。 しかし、距離は近く、まだまだいっぱい策があり、活性化の余地があるので、活気を取り戻すことができる範囲。逆に街の個性を持たせる良いチャンスでもあると思います。

もっともっと小田原は伸びる!

20万人都市の小田原は、着実に住民の需要を地場で取り込むことと、箱根旅行のお客様をもっと多く取り込むことが、より活性化につながることは間違いないし、小田原で降りたことのない、あるいは駅で乗り換えだけの人を
どう市中に呼び込んでくること。そのための、必要最低限の物はすでにあると感じます。 あとは、もっと楽しい発信、接客、その後のリピーター作り、春、秋などの名物話題観光作りだと思います。
街は、とても綺麗、住んでいる人もやさしい、時間もゆったり流れている、一年を通じて温暖、箱根客も多く、海外の旅行客も多い(箱根)、小田原は大いにチャンスが広がっているところだと感じます。



DSCF3221_R.JPG世界一大きい小田原提灯!
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