記憶に残り、人に話したくなる演出

「川越氷川神社のユニークなおみくじ」はアイデアいっぱい!

2013年9月5日

縁結びの神様に多くの女性客が参拝!

すべては「おもてなしの気持ち」と「表現方法」です。  「流石、縁結びの神様!」と感心しました。
氷川神社 (124)_R.JPG川越氷川神社の歴史は深い。創建から約1500年と言われ関東でも屈指の歴史のある神社です。御祭神は5体祀られており、その神様が夫婦、そして子供ということで 川越氷川神社は「家族円満」そして「縁結びの神様」として大切にされてきました。
室町時代に入ると、川越は有名な太田道灌親子によって城を築かれ、町が栄え、川越氷川神社は城下の守り神、総鎮守として歴代の城主に崇敬されてきました。

川越は、「小江戸」と呼ばれ、現在でも昔の栄華が偲ばれる蔵が並ぶ「蔵通り」は観光客で賑わいを見せています。蔵通りとリンクする「菓子屋横丁」は、関東大震災時に東京にあった菓子問屋が被災し、川越の菓子問屋がそれをカバーした話は有名で、今も数件残る菓子屋横丁は、観光客が必ず立ち寄る場所になっています。
川越の蔵通り商店街に関しては
こちらをご覧ください

氷川神社 (132)_R.JPG氷川神社に話を戻すと、この「縁結びの神様」に今多くの人が参拝に訪れる。女性客が多いが、中にはカップルでくる人達も多く、少しでも「良縁」に結ばれたいという「結婚願望参拝客」がメイン。
神社の横には、「結婚式場」もあり、1階にはこの日ちょうどオープンした「結びCafe」という名前の喫茶コーナー、ショップまであり「良縁」をキーワードにしたあらゆるものがある。 「結びcafeは名前がいい、結婚式場の1階に普通の喫茶店があっても中々入ってみようと思う人は少ないだろう。 多くの良縁を祈願した参拝客が足を伸ばし、入ってみようと思う素敵な名前だと思います。店内も優しい雰囲気で、白木のぬくもりを感じる上品なデザイン、御神木氷川神社 (8)_R.JPG氷川神社 (90)_R.JPG材を使うなど徹底されています。 むすび(産霊)とは あたらしいものを生み出す目に見えない力だそうです。素敵なcafeですので良縁祈願にお参りされる人は、是非覗いてみてください。
この氷川神社で話題になっているもののひとつに「縁結び玉」がある。 神社で働く巫女さんが拾い集めたい境内の玉石を丁寧に袋に詰めて、毎朝特別にお祓いをして朝8時から限定数量を配布します。 多くの女性に人気があるが、今の世の中はネット上でもすぐに話題になりやすいので、さらに多くの人が早朝訪れて、この「縁結び玉」をもらう。 この名前も ご利益がありそうな名前で女性にはぴったりだと思います。 
ほかにも「赤縁筆」というのも人気商品、「鉛筆」でなくて「縁筆」 赤い糸で結ばれるための「赤縁筆」も徹底していて興味深い。
氷川神社 (63)_R.JPG氷川神社 (104)_R.JPGそして、いよいよ「おみくじ」  何よりも驚いたのは境内にある釣り堀をイメージさせるおみくじコーナー、多くの参拝客がこのコーナーに立ち寄り、釣竿を持って「鯛」を釣り上げる。 この「鯛」には赤色の「一年安鯛」 そしてピンクの「良縁あい鯛」がある。ほかにもオレンジ、紺色などの「鯛」もある。
和紙で作られたそれぞれの「鯛」の中に おみくじが入っている。 これが、すごいところで他の神社では氷川神社 (108)_R.JPG氷川神社 (77)_R.JPGない演出で、実に遊び心があると思いませんか? その鯛は、可愛いので氷川神社お参りの記念になるし、他の人に話たくなるようなアイテムです。 きっと、「釣竿で釣り上げるおみくじって初めて」と色々と説明したくなると思います。 おみくじも、全国的には色々と趣向を凝らしたものも多くなっています。京都貴船神社近くでは、おみくじを水に浮かべると文字が浮き上がってきて お金を上において沈めるという面白いおみくじもあり、色々と工夫をされていることがわかります。
すべて、記憶に残り 話したくなる要素がいっぱい詰め込まれています。 これがアイデアで、演出感が溢れています、一般の商店や飲食店でもこの演出力を是非参考にされるべきだと思います。 

お客様に喜んでもらおう、遠くから来た人に楽しんで帰ってもらおうと強く思うと、このようにアイデアが膨らんできます。おみくじは一例ですが、接客でもサービスでも何でも可能です。大切ななのは「お客様を思う気持ち」と それをどう表現するかの「おもてなし演出」です。

一般的におみくじは200円が多いですが、ここでは300円です。 お客様にとってはどっちが価値があるでしょうか? 思い出にも記憶にも強く残り、川越氷川神社にお参りしたことを楽しい思い出につなげることも出来ています。
「さすが縁結びの神様、参拝客を結びつけるのも上手い」と感心したおみくじでした。